*ハーレー軍団を横目に
★ ハーレー軍団を横目に
8月17日 (金) 快晴 23日目
隣にテントを張っていたBMWのあんちゃんは7時前に出て行った。バイクがスタックしていたので、後ろから押してやる。朝からいい運動をさせてもらった。俺はそれから1時間後に出発。
ここからちょっと内陸に入って行った所に、ハマースレイ・レンジ・ナショナルパークがある。
斎藤さんから絶対にいい、世界の中でも滅多に無い所だと、地図まで書いて貰っていた。話を聞いただけでも本当に行って見たいところだったが、後の日程が目途が立たず、強行すれば、かなりな危険も有り得るため、諦めざるを得なかった。
最初のサービスエリアまでは、今日は120km程。そこでパンとトマトの朝食と給油。20km/リットル。次のサービスエリアは、220km離れたフォーテスク・ロードハウス。ここでハーレー軍団と一緒になる。30台は越えていようか。まだ次々に数台のグループでやって来る。それも綺麗に乗っている。男達はほとんどがガイコツやらスターウォーズのダースベーダー風のイレズミをしていて、上にはたいてい黒い皮ジャンをはおっている。下は皮かジーンズだ。ねえちゃん達はブロンドヘアーの美人が多い。集団でいると気おくれして、ちょっと近付きがたい感じだが、
「G’day , mate !(グダイ マイト=よぉ、友人)」
と気さくだ。昼間からビールをガンガン飲んでいる。サービスエリアごとに飲むという。それを見ながら、
「夜はビールだ」
と思っていた。彼らはこの先にある西海岸のカナーボンという町で、明日ロックフェスティバルがあるらしく、そこに行って飲み明かして、また戻ってくるらしい。往復で1週間以上はかかる距離だ。昨日出会ったあんちゃん達もそこに行く途中だったのだ。たったそれだけの為に、なんともワンダフルなことだ。
この旅4度目のカプリコーン(回帰線)を通過。ノース・ウェスト・コースタル・HWYのその看板は、道の両側にあるが、とてもシンプルだ。東行きの支柱には、8月2日に通った日本人が落書きしていた。
「解らない言葉とはいえ、あまりするなよ、岩田君!」
つぶやきながら写真におさめてきた。もう昼間の暑さもノーザンテリトリーほどは感じない。夕方になるとむしろ寒いくらいだ。
カナーボンまであと130キロのロードハウスのテントサイトにテントを張った。20m四方ぐらいだから、こちらでは狭い部類だが、日本の感覚からすればこれでも結構広いほうか。給油の車がどんどん入ってきて、かなりほこりが立つ。おまけに昼間ハーレーのライダー達がビールを飲んでいるのを横目で見ながら、俺はコーラで我慢してきたのに、何という不幸。ここにはビールがなかった。クーッ、失敗だった!!
ミニリャ・ロードハウス・キャラバン・パーク泊(3$)
本日の走行 Port Headland ~ Minilya 735.2km
…次回「気分は最高シェルビーチ」へ続きます