前原弘昌のバイク旅

オーストラリア紀行 *雨の日の…

2011年03月07日(月曜日)

                             *** オーストラリア紀行 毎週月曜日更新 ***
★雨の日の赤玉ポートワイン

8月24日(金)  曇・雨夕方止む 30日目

 雨にであった。久し振りに本格的なもの。朝テントをポツポツと打っていて止んだが、東に向かうにしたがって雲行きが怪しくなる。一応荷物をビニール袋で包み、カッパを着込んでの態勢でバイクを走らせる。
 
 今日は初めてガソリンのリザーブ(予備)を使った。今までガソリンは心配することなく走ってこれたため、今日も標識を見ても、
 「ふーん、次は一四〇km先か」
 くらいにしか思わず、雨のほうに気をとられていた。満タンにしたらいつも〇kmにしているトリップメーターが五一三kmのところで、ノッキングをし始めた。コックをリザーブに切り換え、時速八〇kmをキープ。何リットルのリザーブになっているのか知らないので、少し肝を冷やした。だがガス欠になってもこのハイウェイでは何とかなる。一〇分か一五分に一台の割りで車は通る。止めてみれば、誰かは分けてくれるだろう。結局四〇数キロ走って、スタンドにたどり着いた。まだ底のほうには音がするくらい残っていた。

  かつてゴールドラッシュで栄えたカルグーリへ向かう。あの大陸横断鉄道、インディアン・パシフィックの四七八kmに渡る世界最長の直線路が始まる町でもあり、前から訪れたいと思っていた。前方には黒雲。雨なのは分かっていた。四〇km走って町に着いた。町中の道路の路肩は一m位の幅で泥水が流れている。その量が凄い。どこからこんなに水が集まるのか。これで雨季の大洪水もちょっとは納得できる。
 
 大スーパーマーケットのウールワースとKマートがある。グランドシートとネットのロープを買うことにした。ネットロープはあのお気に入りのサングラスと共に、ユララ(エアーズロック)で落としてしまっていた。ついでにスーパーのプラスティック袋も余計にもらい、ブーツカバーにする。グランドシートを荷物の上に覆い、ネットを掛ける。もう完全防備だ。インディアンパシフィックに沿って走る小路があり、そこを行きたかったが、この雨で断念。南へ向かった。

 五時過ぎ、ハイウェイでのナラボー平原越えの起点、ノースマンに到着。寒かったのでまたワインを買う。近くのキャラバンパークで雨を気にしながら、テントを張った。が、ワインは失敗だった。
 「アメェ!」
 よく見るとPORTのラベル。赤玉ポートワインだった。まっ、ないよりいいか。肉をかじりながらこいつを飲んで寝ることにしよう。オーストラリアで一ヶ月が過ぎていた。この間の走行距離は、通算一三五七五km。

ノースマン・キャラバンパーク泊(7・5$)
本日の走行  Southern Cross~Norseman 419・5km

次回  「あれもこれもワイルドに」へ続きます