世界から見た日本語、再発見!
2010年02月28日(日曜日)
少し前(昨年6月だからずいぶんか・・・)になるが、『日本人の知らない日本語』
という本(漫画風)を読んだ。そのとき書き残しておいた原稿、発表の機会を失っ
ていたが、チャンス到来!
日本語教師が外国人学生に日本語を教える中で出くわす、実に様々な問題に
戸惑いながらも明快に答え、深いながら時々ずっこけて爆笑してしまう内容だ。
以下、少しだけ紹介しよう。
〔例1〕 こんなところから始まる
① 先生、「冷める」と「冷える」の違いはなんですか?
② 年齢を書くとき、「才」と「歳」どっちですか?
③ 「袖ビーム」ってなんですか?
※皆さん、いかがですか?立ち読みするまで待てない方は、メールでお問合せくださいね。
〔例2〕 助数詞(じょすうし)
先生:りんごは「1個」にんじんは「1本」のように、ものを数える単位のことを助数詞と
言います。(英語やドイツ語にはなく、中国、韓国、タイ語にはある)。
細くて長いものは「1本」と覚えましょう。
生徒:じゃあヘビも「1本」ですね。
先生:ヘビは「1匹」です動物だから。
日本人は「生物」か「無生物」で数え方を分けるんです。
大きさによって変わる場合もあります。
象は1頭、ねずみは1匹。他に大きさで呼び方が変わるものを知っていますか?
生徒:ブラジャー? ⇒それはサイズだ。
パンティストッキングは?手袋は?スキー板は?
キングギドラは頭が3つあっても1頭?などなど・・・。
先生:では今日最後の質問です。人間は何と数えるのでしょう?
生徒:匹!! (違うとわかって) ⇒ だって辞書に書いてあります。「男一匹」って!!
※ ホンマ、お笑いのネタにそのまま使えそうです。
〔例3〕 ファミレスで あるある、いっぱい!
「こちらパスタになります」 ⇒ 「パスタになるんですか!? じゃあ今は何?」
「お飲み物は紅茶で大丈夫ですか?」 ⇒ 「あなたこそ大丈夫なの?」
「お会計 千円からお預かりします」 ⇒ この言い方だと千円から何かを預かる。
ご存知のように、私から千円預かるが正解。
※ だけど、もう普通の日本語になりつつありますよね。全然大丈夫です、みたいに。
外国人学習者のほうが正しい日本語を習っていて、敬語や謙譲語などを含めると、
日本人のほうが知らないこともかなり多くなっているんじゃなかろうか。
「~です」「~ます」が元は(江戸時代)芸者言葉。
「~ざます」はおいらん言葉。
ちなみに武士は「~でござる」。
商人は「~でございます」。
庶民は「~だ」と言っていたとか。
軍人の「~であります」が元は山口の方言。
今、私たちが標準語と思い込んでいるのは、少し前までちっとも標準語ではなかった、
らしい。
「うん」と「へえ~」の連続だった。
まだまだいっぱいあるけど、ホンマにええんやろうか、こんなことで、と自分自身を振り
返らざるを得ない1冊だった。
国語の先生は是非授業に取り入れてほしいね。
ちなみに、続編『日本人の知らない日本語2』が、ついこの前2月19日に発売された。
楽しみにしていた本だっただけに、紀伊国屋書店で発見直後に購入。
その内容ものっけから笑えた!
バンクーバーオリンピックの閉会式直後、世界を知り、日本を知るには、タイムリーかと。