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路上開運筆跡診断

2009年11月01日(日曜日)

大阪南森町、天神橋筋2丁目商店街にあるBM心理センター事務所前の路上で
筆跡診断をやり始めて3ヶ月を超えた。

客は商店街を歩く買い物客、観光客、店舗の経営者や住人。
すぐ近くに大阪天満宮、上方落語の定席・天満天神繁昌亭(てんまてんじんはんじょうてい)
があり、参拝者や有名落語家さんも時に座られる。

たいていの方は、「・・・で、何を占ってもらえるんですか?」の質問から始まる。

看板に《開運!!ズバリ診断!未来を拓く!筆跡は日常の行動そのもの》と書いているが、
それだけでは占いと見られても仕方ないのかも知れない。
おまけに僕の格好だ。
黒いハットを被った髭のオヤジ、胸元の開いたダークなカラーシャツ、ダークスーツ、足元は
不釣合いとも思えるキャラバンシューズ・・・。

「  怪しい・・・ 」

と思われても不思議ではない。
だけど、インパクトはあるみたいだ。

「 占いではありません。筆跡心理学です。
    あなたの深層心理が文字に表れてくるので、
    なぜそうなのかも心理学的に説明していきます。
    さらに運の開ける文字の書き方をアドバイスします  」
 
と応える。

「  当たらなければ代金不要、と書いてあるけど、ホンマにいらんの?」
「  もちろんです!」

などのやり取りをすることもあるが、それも僕の狙いのひとつ。
そのやり取りが、「本番」よりも面白かったりする。

今から20年前、オーストラリアバイクツーリングの実現のために、京都嵯峨野の土産物屋の
店先を借りて、心理テストを使い観光客を相手に費用稼ぎをやった。
ところがなかなか座ってくれない。
まずは座ってもらうための方便として、「当たらなかったら、お金は要りません」と背水の陣を
敷いた。
的確な診断が出来なければ金にはならない。
その緊張感と必死さが本には書かれてない見方や表現力を磨かせてくれた。
それが今につながっている。

今回の路上筆跡でも、興味を持ってもらえねば、何も始まらない。
講演や研修の会場では、いきなり「先生」となるが、路上では本当の実力が試される。
その緊迫感がなんとも言えない。
これは外国の知らない道を一人でツーリングするときのスリルに似ている。
趣味なのか仕事なのかその境界がわからないのもいい。

そして代金をもらえなかったことは、幸いな事に今まで一度もない。


writer: admin category: ちょっといっぷく, 所長